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​星槎大学大学院教育学研究科修士課程看護教育研究コースのからのメッセージ

My Story

 大学で看護を学び、大学院(修士課程)では基礎看護学を専攻しました。以来、私は看護や看護教育の意味、成果、意義をデータで示すことにこだわっています。そして、研究所で働く看護職の経験は、研究が世の中に、つまり看護そして社会、看護師そしてすべての人々の幸せに役立つものでなければならないということを身につけさせてくれました。

 また、近年ではスポーツ分野との共同研究にも力を入れています。健康を守る上で看護同様にスポーツは欠かせない役割を持ちます。

 看護×教育、看護×スポーツ、スポーツ×教育、わくわくすることをご一緒出来たら嬉しいです。

花のバッジ4

About My Course

 現場の素晴らしい実践、看護の良さが伝わるような研究を、そしてこれらを伝えられる人を増やすことが星槎大学大学院看護教育研究コースの役割であり、私の役割と考えています。

 看護教育研究コースではそれぞれの問題意識にそった研究指導をしています。修士課程での研究遂行がそれぞれのフィールドに還元出来るよう、入学時の動機を大切にしかしながら、それを科学的に伝えるために必要なスキルを時には厳しく伝えています。

 本コースは教育学研究科にあり、新しいフレームで看護を見つめ直す機会にもなることでしょう。そして本大学院に在籍する教員の専門分野は多岐にわたっています。本学での多様な分野からの刺激が、あなたの学びの幅を広げ、豊かにすることに役立つことでしょう。

 看護、医療人、教育、健康、共生そして通信制大学院といったキーワードでつながる仲間と共に学ぶことは他大学では中々経験出来ない広がりを有し、有意義な学びの場と自負しています。
 大学院、修士課程へのチャレンジを、仕事を続けながら、通信制で。あなたの挑戦を心から待っています。

 Professor of Master Program
Graduate School of Education

松枝美智子教授の写真

松枝美智子

Michiko Matsueda

My Story

​ 私はこれまで、高度実践看護師の育成に力を注いできました。星槎大学大学院では高度実践看護師を直接育成しているわけではありませんが、高度実践看護師の活動や活用が一層促進されるような環境の創出を目指して、教育や研究に力を入れていきたいと考えています。

​ また、高度実践看護師をはじめとする看護職者のキャリア形成支援に取り組んでいます。

 九州・沖縄高度実践看護師活動促進協議会では、代表として、九州・沖縄にある高度実践看護師教育課程の先生方と一緒に、高度実践看護師の活動と活用促進のために活動しています。また、多くの医療機関、訪問看護ステーションなどにもご協力をいただいています。

 


     協議会の研究担当代議員会のメンバーが代表の研究が、2023年度から5年間、科研費に採択されました。

研究課題「高度実践看護師の研究能力の向上を目指したシステムの構築と検証」(代表者 江上史子) 私も研究分担者になっているので、実践と研究を有機的に連関させながらいきたいと考えています。

 この協議会では、社会貢献活動として行ってきたCOVID-19パンデミック大規模災害下での看護職者を対象にした相談支援事業を発展させる形で、(独)福祉医療機構のWAM助成に申請し、採択されました。2024年3月までは、「COVID-19大規模災害で疲弊した看護職者への総合的支援事業」が行う全ての支援は無償で看護職者や看護学生に提供します。本事業は、星槎大学にも連携団体になっていただいています。

 今後も当大学院での教育活動を基盤にしながら、協議会での活動にも力を注ぎ、看護の質の向上に寄与したいと思います。

​ 現在、セルフケア講座Basic編(訪問看護師対象、医療機関の看護師対象、精神科病院のスタッフ対象、地域の支援者対象、新人保健師対象、新人看護師対象、看護学生対象)、看護管理者、高度実践家のためのセルフケア講座Advanced編、看護職のためのセルフケア講座実践編(アロマセラピィ、呼吸法アラカルト、ハタヨガ、笑いヨガ、マインドフルネス、セルフコンパッション)を日程を決めて無償で提供しています。要望のあった施設等に個別にセルフケア講座Basic編(講義45分+ミーティング30分)を提供することも可能です。講義を受ける時間がない方には、オンデマンド教材も提供しています。その他の支援として、相談支援、リカバリーカレッジとの連携、受診支援・医療機関との連携も行っています。支援の質の担保のために、支援者も学修を積み重ねながら様々な支援を提供しています。

 興味がある施設や個人はmatsueda@seisa.ac.jpにご連絡ください 。​WAM助成事業「COVID-19大規模災害で疲弊した看護職者への総合的支援事業」のホームページも是非訪れてみてください。

About My Course

 私の専門は精神看護学です。精神医療は諸外国から遅れること50年という、精神障害がある人にとっては厳しい現状です。最近もまた精神科病院での人権にもとる不祥事が起こっていて、私はとても胸を痛めています。

 そのような現状を少しでも良い方向に変化させることができるように、精神看護専門看護師、在宅看護専門看護師、プライマリケアのナースプラクティショナー、ゼネラリストと協働し、地域や医療機関でのケアの質の向上に貢献したいと考えています。

 2021年度の後期からは、精神・行動・発達障がい者共生特論を児玉先生たちと一緒に開講し、精神医療のユーザーや地域で働く多職種、他大学の教員と協力して、共生社会の実現に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。

 多くの方がこの新規科目の受講をしてくださることを期待しています。​本学の大学院生はもとより、科目履修生も大歓迎です。私が関係しているりかばりー・かれっじ炭都(TANTO)での研修もあります。

 

 2022年度から5年間、科研費で「日本版Moral Injury 尺度の作成と信頼性・妥当性の検証」という研究をしています。MIはまだ日本ではあまり知られていない概念ですが、​COVID-19大規模災害下で看護職者が陥りやすいメンタルヘルスの問題と考えられていて、他のメンタルヘルス不調との関連が多くの研究で実証されています。​2022年度には海外の先行研究のレビューマトリックスを使った文献レビューと質的統合法により、2023年度の質的研究に向けてインタビューガイドを作成しました。

​★客員研究員制度

 2022年度から受け持った大学院の修了生が客員研究員として何人か残ってくれているので、2023年度からは、客員研究員のゼミも行っています。

 大学院修了後も研究を継続して行っていけるよう、できるだけのサポートをしたいと考えています。また、今後は客員研究員の中から、博士課程への進学をする人が出てくることを期待しています。

熱帯植物

Assistant professor
Graduate School of Education

澁木琢磨.jpg

澁木 琢磨

Takuma Shibuki

My Story

 大学に入学し、病棟看護師になるのだと思っていたころ、公衆衛生学・疫学との出会いは自分の中で新たな可能性を拓いたのだと思います。多くのデータを用いて地域、国、さらに大きい集団の健康を考えることが如何に重要で、そして人知れず人々に貢献しているのかを知ると研究の大切さが改めてわかります。

 私自身、現場に立つことだけが看護師、保健師の役割だとは思っていません。医療者だからこそできる思考が多くあると思いますので、多くの看護師、保健師が選択肢として研究職を率先して選べるようになってほしいと思っています。

About My Course

 看護師、あるいは保健師として働くために様々な知識をつけますが、その情報は多数の研究に基づきます。高齢者に提供する医療と若年者に提供する医療が異なるのは常識かもしれませんが、それは多くの研究が実証してきたからこそ、現在の実践に至ります。そして医学は日々更新されています。今把握している情報は果たして最新のものでしょうか。教育する立場である場合、教育内容は何に基づいているでしょうか。

医療者として対人スキルは非常に重要ですが、それと同時に情報を収集するスキルも非常に重要です。特に論文を読み解く力をつけることは自身のスキルの向上を図る上でも、さらには教育を行う際に正しい知識を伝える上でも必須のスキルといえます。

 大学院修士課程はこういった情報収集能力、そしてそれを基に自身で課題解決を行うことができるようにするための土壌作りの場です。データをどのように読み解き、どのように活用するのか、そのスキルに際限はありません。ぜひ一緒に高め合いましょう。

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